呼吸と咀嚼が完全であれば100歳の寿命を全うする、という中国医学の古典黄帝内径(だいけい)について教えていただいたのが日本橋で開業されていた歯科医師の松平邦夫先生であるが、それから私はそれを目標に歯科医学をやってきたが、人間の寿命は成長期の5倍(成長期は25歳)なので125歳まで生きられるのではないかと思っている。
現在京都府の木村次郎右衛門さんは今年116歳になられるので、あと9年生きられればその5倍説は達せられる。
その方は食細くして命長かれと説いている。
850年続いた日本の伝統医学、大和医学でも健康には腹八分、長寿には腹六分と教えている。
大和医学は私が59歳の時(16年前)に一年間バランス整体学院に学んだ時の講師で、(故)堀江先生(医師である)が代々祖先から伝承したものを我々に教えてくださったのです。
それを亡くなる前に歯科医師である伊禮祐子先生と整体師で歯科技工士である私、金子暁に継承者として伝えるよう命じている。
堀江先生は大和医学と共に西洋医学、東洋医学の違いなどを医学概論として教えて下さいました。
続
元東京歯科研究会会長 金子暁