歯科と全身の関連(旧HPより)
治療
肩こり、腰痛、頭痛、顎関節症、リュウマチ、脳梗塞後遺症、寝たきり、痴呆、膝痛、ヘルニア、めまい、不妊、全身不定愁訴、自律神経失調症など様々な原因で患者さんが来院されます。
しかし、同じ病名でも原因は同じであるとは限りません。どこに原因があるのかを診断していく際、補綴の常識的診断に加えて、キネシオロジーを使って筋力テストをすることで補助的に診断していきます。 その結果、症状は口とはかけ離れていても咬み合せに原因があったり、口の中に使われている材料に問題があったり、それとは逆に、顎周辺に症状があったと しても原因が他の箇所にあったりするのです。
咬み合せに原因がある場合
咬み合せに原因があれば、咬み合せを調整していきます。どの程度調整するかは人それぞれですが、わずか数ミクロンの調整で症状が改善していく人も少なくありません。
また、調整する場所ですが、普通咬み合せの調整というと上下の歯が噛み合わさる面しか見ないのですが、頬に当たる面や、舌側や、歯と歯の間の面などに原因がありそういうところも見ていかなくてはなりません。
スプリントを使用する意味
スプリントを装着する事により、歯を削る前に咬み合せを改善していく状態を患者さんに体感していただくことが大切です。
スプリントを必要とするケースが非常に少数と言う先生もいますが、患者さんはどのように治して行くかのイメージが判りづらいので、歯をさわる前に治療の感じを知るにはシュミレーションの体験が必要と思います。スプリント的なものを使わずにいきなり被せなおしてうまくいけばいいのですが、そうならずに体調が悪化して転院してくる患者さんが後を絶ちません。それを防ぐ意味でもスプリントは意味があると思います。
咬み合せの高さが必要な高さに足りない人は、私は多くいらっしゃると思います。この場合、補綴する前に、被せようとする形を仮歯のようにスプリントで変化させて、その時の体の状態を知ることが大切と思います
詰め物に原因がある場合
原因となった詰め物をはずした後、じゃあ一体どの詰め物が体によいのか?
それは人によって様々です。その為、詰め物を選ぶために、金属だけで20種類以上等のサンプルが用意してあり、その中から生体に一番適したものを選択していきます。敏感な人は歯を装着するために使用するセメント一つにも体の反応がありますので、キネシオロジーを使って選択していきます。
治癒力の個人差について
人それぞれ治療法が異なってくるのですが、全般的に、治療をしていても改善が早い方とそうでない方がいらっしゃいます。
その原因は色々とあるのでしょうが、大切な事は、体が冷えている人は改善が遅いと言う事です。現代社会は快適な暮らしを追及するために様々な環境の進歩がありますが、夏でも寒い位に効いている空調設備や、冬はヒーターで足元は冷えているのに頭は 温かい空気の為、頭寒足熱の逆の環境におかれていたり、暑い時にとても冷たい飲み物で体の内部が冷えていたり・・・まさに体を調整する機能を衰えさせてしまうような環境になってしまっている為、ホメオスターシスが狂ってしまっている人が多いのです。
さらに、ストレスへの対応力不足、また薬の使い過ぎや、食べ物の問題による体への毒素の蓄積や、それらを排泄する能力の不足、運動不足、代謝の不足等・・・
当院では、ホメオパシーの考えに基づき、それらの問題に対して多方面からのアドバイスを行います。食事の内容の指導や体調改善のための知識の紹介などにより、体の本来の治癒力を回復するようにと考えております。歯科だけでは難しい問題ですが、歯科的な対応により全体のレベルが上がることだけでも緩和される症状が多いことも確かです。